くんくん……くんくん……
くんくん……くんくんくん……
……王子に湯喜彦。さっきから何なんだよ?
俺にまとわりついてきて……
今日の千早、なんかすげー良い匂いがする!
この匂いは……ズバリ、クッキーとみた!
千早くん、お菓子を隠し持ってるでしょう!?
え!? す、鋭い……
出せー! 俺にも食わせろー!!
わ~~!! こ、これはダメだってば~!!
山王堂君もユキ君も、ダメだよ~。
それは双葉君が、ホワイトデー用に一生懸命作ったクッキーなんだから。
え? ほわいとでー?
あっ、そっか! もうそんな時期だもんね!
く、空閑! バラすなよ!
だって、そこまで白状しておかないと諦めないよ、この2人。
う……それはそうかもしれないけど……
双葉君のクッキー、喜んでもらえるといいねぇ~♪
……あっ!!
王子くん? どうしたの?
そういや俺、先月女子からやたらとチョコもらった!
あれって、バレンタインだったからか!
えっ? 今さら気付いたの?
山王堂君は相変わらずマイペースだねぇ~。
あ、あはは……
(バレンタインのお返し。俺がクッキーをあげるのは……)
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こんにちは~! 『青春はじめました!』ブログ担当の高木です。
早いもので、2014年ももう3月の半ばにさしかかってしまいました。
3月といえば、奏の誕生日と、いかこう3年生の卒業式ですね。
3年生のメンバーはそれぞれ4月からの新しい進路・新しい生活に向けて、
いろいろと準備に忙しくしている時期なのかなと思います。
みんながどんな進路を選ぶのかはゲーム内で明かされますので、
ぜひ、それぞれのルートをクリアしてみてくださいね!
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さて! 今回の青春ブログは、前回予告した通り
【青春キャラコメ・ホワイトデー編】をお届けしていきたいと思います。
今回は千早視点の選択肢をご用意しました!
ホワイトデー当日、千早は青春部の誰にバレンタインのお返しをあげるのか……
千早の気持ちになって考えてみてください。
それではホワイトデー選択肢、ドン!
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■選択肢■
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▼有栖
春風さん
東雲さん
……姉ちゃん?
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それではどうぞ~!
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▼有栖
なあに? どうしたのよ。
改まっちゃって……
え!? バレンタインのお返し?
あ、ありがとう。千早のクッキー、おいしいから嬉しい。
……ねぇ、分かってると思うけど、
あたしは別に、お返し目的で
チョコをあげたわけじゃないんだからね?
あっ、で、でも、本命チョコってわけでもないから!
あ、あたしには他に、本命の人がいるんだから!
あのチョコは、その、いつもお世話になってる
あんたへのお礼って言うか……その……
も……もうっ!
何言ってるんだか分かんなくなっちゃった。
……でも、そんなあたしのチョコでも、
喜んでもらえたなら良かった。
クッキー、大事に食べるわね。ありがとう。
▼ことり
わあっ、おいしそうなクッキー!
これ、双葉君の手作りなの?
お料理だけじゃなくてお菓子も作れちゃうなんて、双葉君はすごいね。
……えっ!? このクッキー、わたしにくれるの?
双葉君……ありがとう!
……実はね、チョコ、ちょっと自信なかったんだ。
双葉君、他の女の子達からもチョコ貰ってたみたいだったから、
わたしのチョコなんていらないんじゃないかなって……
……おいしかった? 本当?
良かったあ……そう言ってもらえて、安心しちゃった。
あ、あの、双葉君。
よかったら今度、わたしと一緒にお菓子を作ってもらえませんか?
双葉君のクッキーの作り方、わたしにも教えてもらいたいんだ。
いい……かな?
▼吉野
どうした、双葉。
……ん? なんだ、このクッキーは。
ば、バレンタインのお返し?
なるほどな……そういう事か。
へえ、双葉の手作りなのか。
1人1人にちゃんと手作りのお返しをあげるなんて、
お前は本当にマメな男だな。
いや、だって……
チョコ、私以外の女子からも貰っていたんだろう?
お前は人当りが良いから……
……えっ? 手作りのお返しは、私だけ……?
そ、それだと、私だけ贔屓されているという事にならないか?
他の女子から恨まれそうだ……
だが……その贔屓を、嬉しいと思っている私がいる。
……ありがとう、双葉。
▼姉ちゃん
わぁ~クッキーだ~!
これって、昨日台所で千早がこそこそ作ってたやつだよね?
てっきりホワイトデー用に作ってるんだと思ってたんだけど……
え!? 私が貰っちゃっていいの!?
やったー! ありがとう、千早~! 嬉しいっ!
それにしても……せっかくの手作りクッキーを
お姉ちゃんにあげちゃうなんて、いいの?
バレンタインにチョコくれた女の子の中に、本命の子とか、いないの?
……ふ~ん? いないんだぁ……。
千早もまだまだお子ちゃまだねぇ~。
でも、ちょっと安心した。
千早が先に彼女作っちゃったら、
お姉ちゃん、ちょ~~っとだけ寂しいもんね。
ほらほら千早、一緒にクッキー食べよ!
今日は私がお茶淹れてあげるね!
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いかがでしたでしょうか?
女の子たちは人数が少ないので、1人あたりの台詞を少し長めにしてみました。
女の子はいいですね! 癒されますね!
女の子が主人公たった1人だけのスタスカの舞台・星月学園に慣れていた制作陣は
制作中、女の子の音声やイラスト等が上がってくるたびに
「女の子」という目新しい可愛さに癒されていました。
演出入れ(※表情の変化や、BGMなどを入れること)の作業中、ことりルートを担当していたスタッフの
「ことりの可愛さに涙が出そうです」という言葉がいまだに忘れられないです。
膨大なシナリオ量の演出入れに気持ちが折れかけている間、
ことりたち女の子の笑顔はこの上ない癒しでした……。
シナリオ監修中も、主人公と女友達とのガールズトークというものが初めて出来、とても楽しかったです。
その中でも有栖は、千歳視点のシナリオで、恋に鈍感すぎる千歳に対し
「恋とはなんぞや」を教え込んでくれるありがたい存在として活躍してくれました(笑)。
恋愛事とは無縁そうな千歳が恋をする事が出来たのは
有栖を始めとする女友達たちの力が大きかったのではないかなと思います。
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そういえば!
前回、「青はじ」は「せいはじ」と読むのか「あおはじ」と読むのか?
という質問をさせていただいていたのですが、
どうやらどちらの呼び方もするようでしたので、
これから高木は自信を持って「あおはじ」呼びをさせてもらおうと思います(笑)。
どうしても「あおはじ」って読んでしまうんですよね……。
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青春ブログ第5回、いかがだったでしょうか?
次回の更新は3月26日になります。
どうぞお楽しみに~!
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クッキーなんて久しぶりに作ったから、ちょっと心配だったけど……
喜んでもらえたみたいで、ほっとしたな。
でも、はりきって作り過ぎちゃって、
実はちょっと余っちゃってるんだよな。
余ったのは……うん、王子達、青春部男子組に分けてこよう。
それじゃあ、いってきます!