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Q.今回、他バンドの楽曲をカバーする初の試みとなりましたが、
DYNAMIC CHORD音楽プロデューサーとしての企画への率直な感想や、思いをお聞かせください。
まずは各バンドそれぞれと作業しながら感じたのは、オリジナルを超える作品にしようという野心的な意気込みではなく、それぞれが大好きな曲を自分たちの曲にしてしまいたいという愛のようなものでした。それはバンドへの、楽曲への最大のリスペクトと言えると思います。そして、その愛をもってカバーという枠組みを超えられたのではないかと思います。あらためてDYNAMIC CHORDの魅力を感じました。

Q. 4曲をプロデュースしていただきましたが、制作時にメンバーから垣間見えた各楽曲毎のこだわりや、
楽曲にまつわるメンバーとのエピソードなどがありましたら、ぜひ教えてください。
・KYOHSO『グッバイ サブウェイ』
 Liar-Sの代表曲だし、とても完成度の高い楽曲なのでカバーをするのはなかなか難しいのではと思ってました。ですが、そんな心配をよそに、イントロで聴けるベースのフレーズのように、優くんがグイグイと引っ張ってくれました。メンバーは重圧を感じることもなく、優くんをサポートしながら楽しくリラックスしてましたね。さすがだなぁと思いました。 あとはグッバイサブウェイのその世界観に引き摺り込むために、イントロの地下鉄の音をLiar-Sから借りてきて収録しました。曲に合わせて聴いた時に、スタジオでメンバーと「やっぱこれだな」と顔を見合わせましたよ。

・Liar-S『Against the Rules』
 Liar-Sとapple-polisherは、アナログとデジタルといったように、対極にあるようなバンドとも言えるのですが、朔良はapple-polisherのサウンドが実は好きみたいなんです。あるライブのステージの袖で、朔良がapple-polisherの演奏を観て、ああいう曲も演ってみたいと僕に漏らしたことがありました。両バンドの親和性に気づいていたのかもしれません。
スタジオでは千哉くんがオリジナルのコード進行をベースに、こんな風にギターを弾きたいというところからアレンジがはじまりました。ギターに合わせてドラムがリズムを作り始め、ベースでまとめていく…そして朔良が歌い始めれば、もうLiar-Sの曲になっていました。

・[rêve parfait]『Roots of Life』
 プロデュースに入る前に、玲音がキョーソーにヘルプで参加していた時の、Roots of Lifeを歌った音源を聴かせてもらったんです。玲音は憧れのKYOHSOの「音の渦の中」で、とても気持ちよさそうに歌っていたのが印象的でした。きっとその時の感覚がずっと忘れられずにいたんだと思います。そして玲音はその感覚を増幅させるようにカバーアレンジの作業を引っ張っていました。すべてを出して歌いきったレコーディングがとても心に残っています。
カバーアレンジは各楽器が思い思いのアイデアを出しながらも一つにまとまる[rêve parfait]らしいプログレッシブなものになりました。亜貴ちゃんはチャレンジングなドラムフレーズを叩いて、自分で自分の首を絞めて少し苦労していましたけど笑。そこがでも、”らしく”て良かったです。

・apple-polisher『JUDGEMENT』
 最初はベースのフレーズがリードするようなソウルフルなアレンジで進んでいました。リミックスのようなテイストがおしゃれで、apple-polisherの新境地を見せてくれた感じでした。僕は結構好きだったんですけどね!ただ進んでいくうちにNaLが「もっと入り込んで歌いたい」と言い、UKが刺さるようなギターを弾き始め、ToiとKuroくんがリズムを出していき、全然違ったベーシックが出来上がりました。さらにアレンジを進める上で、原曲の2コーラス目のAメロはテクノっぽいところがあって、それをUKはさらに進化させていったようです。
実はアレンジの初期段階ではもっとテンポはゆっくりだったんですけど(テンポがいくつだったかは覚えていないんですが…)、NaLの入り込んで歌いたい想いを実現させるために、どんどんテンポを上げていくことになりました。結果、サイコーの楽曲になりましたね!

Q.完成した楽曲について、それぞれの魅力や聴きどころ、
ここを聴いてほしい! というポイントをぜひお聞かせください!
・KYOHSO『グッバイ サブウェイ』
 ファズのかかったベースがドライブする上を、依都くんの声がその歪みに負けない力強さで訴えかけてくるのがとてもかっこいいですね!リズムが倍テンするサビはライブで絶対気持ちイイ!ベースを彩るようなギターリフもライブではさらに攻撃的になるでしょう。ライブで体感したいですね!原曲の象徴的なギターリフをエンディングまで出さないところもさすがです。

・Liar-S『Against the Rules』
 原曲からは想像もつかなかったようなLiar-Sサウンドになっています。朔良も完全に自分の歌にしていますね!朔良と千哉くんのツインギターの絡みもかっこいいです。千哉くんはブレないというか、彼の優しい瞳の中に芯の強さを感じるように、楽曲もそういった芯の強さを感じるものになりますね。そして芹とハルちゃんのリズム隊がロックのグルーヴを生み出して…まさにLiar-S、ですね!

・[rêve parfait]『Roots of Life』
 Bメロで各楽器が複雑に絡み合い、カオスからのサビの開放感、突き抜ける感じがとても気持ちいいです。そこに身体をぶつけるような玲音のボーカルが爽快感を生み出していると思います。ギターのリフもかっこいいですね!ここ数年の楽曲で見せた久遠の進化が見られます。イントロのオシャレなシンセも久遠のアイデアです。つむぎのベースも、この1音符あえて抜くんだ、というようなアーティスト性を見せています。つむぎのベースも変わってきましたよね。以前のサウンドも好きですが、彼らの今のサウンド、僕は大好きです!

・apple-polisher『JUDGEMENT』
 まずはNaLのボーカルアレンジとコーラスワークが素晴らしいです。レコーディングでも試行錯誤しながら作り上げていきました。イントロのギターは2つのフレーズが重なり合っていて重厚でかっこいいですね!ドラムはエレクトリックドラムに聞こえるかもしれませんが、アコースティックドラムです。Toiくん、こだわってました。そして、オリジナルもそうでしたがエンディングで到達するカタルシスがたまらないです。

Q.DYNAMIC CHORDも今年で9周年となり、あるるかんさんとの歩みも来年で10年となります。
[rêve parfait]、Liar-S、KYOHSO、apple-polisherへメッセージをお願いいたします。
9年も皆んなと一緒に歩むことができて、本当に嬉しく、幸せに感じています。メンバーの皆んなは僕の分身、いやもう僕自身だと思うくらい確かな絆で繋がっているし、面と向かっては言いづらいけど愛しています。これからも一緒に歩いていきましょう。っていうか、9周年まで来て10周年を祝わなきゃアホでしょ笑。だからあと少しの10周年まで駆け抜けて、15周年、30周年…そして…もしかしたら僕たちのストーリーは100年後も続いていくのかもしれないね。

Q. 最後にファンの方へメッセージをお願いいたします!
ファンの皆さんとも9年一緒に歩んできました。楽しい思い出や、喜んだことや、悔しかったことや、いろんなものを一緒に感じ、時には乗り越え、ここまで来ました。思えば本当に、ファンの皆さんと一緒に、いつも同じように、僕も感じていたんだってことを実感しましたし、皆さんにもそのことをわかってもらえたら嬉しいです。ここまで一緒に歩いてくれて本当にありがとうございました。心からの感謝と愛を伝えます。そして、9周年まで来たら、10周年いかなきゃここまでの僕たちが勿体無くないですか?10周年に到達できるように、あと少し一緒に歩きましょう!そして10周年を会場で、同じ空間で、皆さんと一緒にお祝いできることを楽しみにしています。






Q.今回、他バンドの楽曲をカバーする初の試みとなりましたが、
DYNAMIC CHORD音楽プロデューサーとしての企画への率直な感想や、思いをお聞かせください。
まずは各バンドそれぞれと作業しながら感じたのは、オリジナルを超える作品にしようという野心的な意気込みではなく、それぞれが大好きな曲を自分たちの曲にしてしまいたいという愛のようなものでした。それはバンドへの、楽曲への最大のリスペクトと言えると思います。そして、その愛をもってカバーという枠組みを超えられたのではないかと思います。あらためてDYNAMIC CHORDの魅力を感じました。

Q. 4曲をプロデュースしていただきましたが、制作時にメンバーから垣間見えた各楽曲毎のこだわりや、
楽曲にまつわるメンバーとのエピソードなどがありましたら、ぜひ教えてください。
・KYOHSO『グッバイ サブウェイ』
 Liar-Sの代表曲だし、とても完成度の高い楽曲なのでカバーをするのはなかなか難しいのではと思ってました。ですが、そんな心配をよそに、イントロで聴けるベースのフレーズのように、優くんがグイグイと引っ張ってくれました。メンバーは重圧を感じることもなく、優くんをサポートしながら楽しくリラックスしてましたね。さすがだなぁと思いました。 あとはグッバイサブウェイのその世界観に引き摺り込むために、イントロの地下鉄の音をLiar-Sから借りてきて収録しました。曲に合わせて聴いた時に、スタジオでメンバーと「やっぱこれだな」と顔を見合わせましたよ。

・Liar-S『Against the Rules』
 Liar-Sとapple-polisherは、アナログとデジタルといったように、対極にあるようなバンドとも言えるのですが、朔良はapple-polisherのサウンドが実は好きみたいなんです。あるライブのステージの袖で、朔良がapple-polisherの演奏を観て、ああいう曲も演ってみたいと僕に漏らしたことがありました。両バンドの親和性に気づいていたのかもしれません。
スタジオでは千哉くんがオリジナルのコード進行をベースに、こんな風にギターを弾きたいというところからアレンジがはじまりました。ギターに合わせてドラムがリズムを作り始め、ベースでまとめていく…そして朔良が歌い始めれば、もうLiar-Sの曲になっていました。

・[rêve parfait]『Roots of Life』
 プロデュースに入る前に、玲音がキョーソーにヘルプで参加していた時の、Roots of Lifeを歌った音源を聴かせてもらったんです。玲音は憧れのKYOHSOの「音の渦の中」で、とても気持ちよさそうに歌っていたのが印象的でした。きっとその時の感覚がずっと忘れられずにいたんだと思います。そして玲音はその感覚を増幅させるようにカバーアレンジの作業を引っ張っていました。すべてを出して歌いきったレコーディングがとても心に残っています。
カバーアレンジは各楽器が思い思いのアイデアを出しながらも一つにまとまる[rêve parfait]らしいプログレッシブなものになりました。亜貴ちゃんはチャレンジングなドラムフレーズを叩いて、自分で自分の首を絞めて少し苦労していましたけど笑。そこがでも、”らしく”て良かったです。

・apple-polisher『JUDGEMENT』
 最初はベースのフレーズがリードするようなソウルフルなアレンジで進んでいました。リミックスのようなテイストがおしゃれで、apple-polisherの新境地を見せてくれた感じでした。僕は結構好きだったんですけどね!ただ進んでいくうちにNaLが「もっと入り込んで歌いたい」と言い、UKが刺さるようなギターを弾き始め、ToiとKuroくんがリズムを出していき、全然違ったベーシックが出来上がりました。さらにアレンジを進める上で、原曲の2コーラス目のAメロはテクノっぽいところがあって、それをUKはさらに進化させていったようです。
実はアレンジの初期段階ではもっとテンポはゆっくりだったんですけど(テンポがいくつだったかは覚えていないんですが…)、NaLの入り込んで歌いたい想いを実現させるために、どんどんテンポを上げていくことになりました。結果、サイコーの楽曲になりましたね!

Q.完成した楽曲について、それぞれの魅力や聴きどころ、
ここを聴いてほしい! というポイントをぜひお聞かせください!
・KYOHSO『グッバイ サブウェイ』
 ファズのかかったベースがドライブする上を、依都くんの声がその歪みに負けない力強さで訴えかけてくるのがとてもかっこいいですね!リズムが倍テンするサビはライブで絶対気持ちイイ!ベースを彩るようなギターリフもライブではさらに攻撃的になるでしょう。ライブで体感したいですね!原曲の象徴的なギターリフをエンディングまで出さないところもさすがです。

・Liar-S『Against the Rules』
 原曲からは想像もつかなかったようなLiar-Sサウンドになっています。朔良も完全に自分の歌にしていますね!朔良と千哉くんのツインギターの絡みもかっこいいです。千哉くんはブレないというか、彼の優しい瞳の中に芯の強さを感じるように、楽曲もそういった芯の強さを感じるものになりますね。そして芹とハルちゃんのリズム隊がロックのグルーヴを生み出して…まさにLiar-S、ですね!

・[rêve parfait]『Roots of Life』
 Bメロで各楽器が複雑に絡み合い、カオスからのサビの開放感、突き抜ける感じがとても気持ちいいです。そこに身体をぶつけるような玲音のボーカルが爽快感を生み出していると思います。ギターのリフもかっこいいですね!ここ数年の楽曲で見せた久遠の進化が見られます。イントロのオシャレなシンセも久遠のアイデアです。つむぎのベースも、この1音符あえて抜くんだ、というようなアーティスト性を見せています。つむぎのベースも変わってきましたよね。以前のサウンドも好きですが、彼らの今のサウンド、僕は大好きです!

・apple-polisher『JUDGEMENT』
 まずはNaLのボーカルアレンジとコーラスワークが素晴らしいです。レコーディングでも試行錯誤しながら作り上げていきました。イントロのギターは2つのフレーズが重なり合っていて重厚でかっこいいですね!ドラムはエレクトリックドラムに聞こえるかもしれませんが、アコースティックドラムです。Toiくん、こだわってました。そして、オリジナルもそうでしたがエンディングで到達するカタルシスがたまらないです。

Q.DYNAMIC CHORDも今年で9周年となり、あるるかんさんとの歩みも来年で10年となります。
[rêve parfait]、Liar-S、KYOHSO、apple-polisherへメッセージをお願いいたします。
9年も皆んなと一緒に歩むことができて、本当に嬉しく、幸せに感じています。メンバーの皆んなは僕の分身、いやもう僕自身だと思うくらい確かな絆で繋がっているし、面と向かっては言いづらいけど愛しています。これからも一緒に歩いていきましょう。っていうか、9周年まで来て10周年を祝わなきゃアホでしょ笑。だからあと少しの10周年まで駆け抜けて、15周年、30周年…そして…もしかしたら僕たちのストーリーは100年後も続いていくのかもしれないね。

Q. 最後にファンの方へメッセージをお願いいたします!
ファンの皆さんとも9年一緒に歩んできました。楽しい思い出や、喜んだことや、悔しかったことや、いろんなものを一緒に感じ、時には乗り越え、ここまで来ました。思えば本当に、ファンの皆さんと一緒に、いつも同じように、僕も感じていたんだってことを実感しましたし、皆さんにもそのことをわかってもらえたら嬉しいです。ここまで一緒に歩いてくれて本当にありがとうございました。心からの感謝と愛を伝えます。そして、9周年まで来たら、10周年いかなきゃここまでの僕たちが勿体無くないですか?10周年に到達できるように、あと少し一緒に歩きましょう!そして10周年を会場で、同じ空間で、皆さんと一緒にお祝いできることを楽しみにしています。


あるるかん
profile
DYNAMIC CHORD所属バンドの楽曲プロデュースを手掛けている。
作詞・作曲・編曲家。音楽バンドAntistarではボーカル・ギターを担当。
有限会社コードエックス所属。
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